善福寺公園の緑を望む敷地に計画された70代老夫婦のための「完成期の家」。基礎のレベルを下げ建物の高さを低く抑え、また、既存の庭や大谷石の擁壁を残すことで風致地区の周辺環境に配慮するとともに、この場所で30年間蓄積してきた施主の記憶の継続を試みている。