建て込んだ住宅街に建つ4階建ての住宅です。
クライアントが、隣接地に食品会社を経営している関係で、1階は大型と軽トラックの駐車場となっています。設計する上で、いちばん重要な条件がこの駐車場でした。
最大の面積を確保した駐車場のプランから、斜線制限のラインが決まり、階段状の形状の外観が、自動的に現れました。
その階段状の外観は、各階とも、腰壁の層と連窓の層の2層から構成されています。
腰壁の層は、外部側は、高性能の外断熱をガルバリウム鋼板のスパンドレルで覆い、室内側は、扉付きの収納となっています。収納自身も、内部に物をしまい込めば込むほど、熱容量が上がるために、断熱効果を持つようになります。
窓の層は、ペアガラスで構成されており、ハメ殺し窓部分は、ペアガラスの内側に、プラスチックの透明波板とガラスで区画された4層の空気層を設け、さらに、その間に、透光性の断熱材を入れています。そうすることで、断熱性能を上げています。
その効果により、回りを建物に囲まれた場所ですが、熱の損失を抑えながら、室内に、最大限の自然光の取り入れが可能になりました。
各階の仕上は、レベルの違いを強調するために、異なっています。それにより、高さ方向の広がりを意識することになります。
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