なんと1000坪の敷地内での長屋門の再生と母屋の作り替えの仕事です。
もう18年前のことです。
まず屋根に大きな穴が開いて解体か?と言われていた長屋門の再生に半年、予算は600万設計は現場で考え全て現場指示、私も解体に古材の洗い解体材の処分などあらゆることに関わりました。
なんとか長屋門を再生し、仮住まいにして今度は母屋の解体と新築。
ドウダンの見事な庭はそのままに座敷の場所もほぼ母屋座敷位置と同じ場所にして記憶をつなげました。
工事途中におばあさんが亡くなられるということがありましたが、まだ工事途中の座敷に祭壇を飾り自宅でのお葬式をすることができました。
母屋を作ったあとには長屋門を藍染めの工房へ又再生、水道・電気・大工・左官を全て自分でこなして工事代金100万円、最初からは難しいと言われていた藍は最初からいいできになり喜んでいただけました。
1000坪の敷地は静かで時のながれもゆるやか、不思議な現場で2年半ほどを過ごさせていただきました。
こんな現場は最初で最後という気が当時からしていました。その予想は当たっていたようななかったような
次に大津でさらに大変な仕事が控えているなど思っていませんでしたから....
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