-アンティーク雑貨に囲まれて暮らす-
京都府城陽市は、京都市のベッドタウンです。大手ハウスメーカーに勤めていたご主人は、退社してweb上で『out of stock』というお店を開きました。
商品は主にアンティーク雑貨で、キッチン用品やキャラクターグッズ等を自らフランス、イギリス、アメリカの中古市を巡り買い付けに行きます。 奥様もアンティーク雑貨が大好きで、ご家族で一緒に買い付けに行くこともあります。そんなご家族のための家の焦点はローコストと、好きな雑貨に囲まれて楽しく暮らせる家でした。主たる空間を2階に集め、リビング、ダイニング、キッチンが一体となった大空間としました。 キッチンは後ろのカウンターと共にタイル貼りの作り付けです。ご夫婦のこだわりは細部にまで渡っており、吊り戸棚等のガラスは自らインターネットで見つけてこられました。
2階の一室空間には南側の高い位置に窓を設けるため、屋根を南からの片流れとしました。屋根を支える構造材を細かく規則正しく配置することで、構造材の圧迫感を減らし木の美しさを見れるようにしています。 壁はペンキ仕上げ、天井は構造用合板、床材はパイン材の無垢フローリングを使用し、シンプルな素材がアンティーク雑貨と互いに引き立て合うような空間を目指しました。イームズのチェアもこの家に良く合っています。
所在地: 京都府城陽市
構造規模:木造 地上2階建て 新築
敷地面積: 111.84 ? 建築面積: 53.19 ? 延床面積: 98.83 ?
1階床面積: 50.61 ? 2階床面積: 48.24 ?
工事費用:¥18,375,000-(外構工事を含む)
施工:タカオカ建築株式会社
(¥17,500,000- 消費税¥875,000-)
※工事費用はクライアントの了承を得て公開しています
竣工時期: 2004年9月
『 out of stock』
URL: http://www.asahi-net.or.jp/~xn4t-tmr/
■2007年11月27日発行の『1000万円台で建てた家2』 (ニューハウス出版)に紹介されました。
■その他の作品は→ http://www.atelier-m.com/