北側に接道面を持つ敷地に建つコンパクトな住宅の計画です。
ボリュームや屋根の形状は周辺環境となじむオーダーを持たせていますが、外部からの距離感の取り方としてのアプローチから庭まで抜ける路地空間が配されています。
南北を軸に持つこの路地を歩きながら西側に視線を向けると南庭と一体となった生活空間が大きく開かれていますが道路からは雁行しているのでうかがい知ることができません。
さらに吹抜けハイサイドライトから空への視線の抜けや吹抜に設置されたブリッジなどにより立体的な視軸と回遊性をもたらし多様な生活シーンを演出しています。
・アプローチから庭へ貫通する土間空間
・プライバシーの南庭に面したLDK
・内部も外部も、吹抜けを中心にグルグル回ることができる回遊式住居
”住宅をお考えの方へ”
住まいづくりは施主の思いと一緒に様々な外的要因が関係します。敷地の状況や周辺環境、法的制限、予算や家族の事など・・・
中にはネガティブなものもあるかもしれませんが、逆にだからこそできる空間をポジティブなものにまで高めていきたいと考えながら取り組んでいます。
粘り強いコミュニケーションの中から浮かび上がってくる明るく快適に生活できる空間創りをご一緒できればと思っています。