紫竹の家は、京都の北に位置する静かな住宅街にある縦長の敷地に設計した、木造の住宅。
敷地は、道路から80cmほどの高さにあり、その段差を充分に活かそうと考えた。その高低差と窓を高い位置に配置する(ハイサイドウィンドウ)手法によって、建物が道路の近くに建っていても、道行く人の気配はかなり薄らげることができる。それによって中庭を包むようなプランが成立した。
中庭と広く接するリビング・ダイニングは、開放的で外部との一体感のある空間となっている。
クライアントの希望や敷地の条件等にゆとりがあったので、ゆったりと、水平線のしっかりした、建築に仕上がったと自負している。
DATA : 京都府
木造2階建て 新築
2000年秋 竣工
撮影 : 川元 斉
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