JR嵯峨嵐山駅の南側に位置する、地元密着型の商店が並んだ嵯峨商店街がある地でのカフェの新築計画です。
観光地である嵐山・渡月橋へもほど近く、JRで観光をされる方は必ず通る道沿いに計画地はあることから、建物は前面道路に対して素直に開いた結果、くの字をした形状となりました。
外壁は全身黒のガルバリウム鋼板で覆い、一見シンボリックな雰囲気ではありますが、建物高さが抑えられ緑(植栽)を取り入れることで、落ち着いたファサードとなっています。
内部においては、住宅づくりをメインとておりますのでヒューマンスケールな空間をつくることに注力し、家のリビングやダイニングで寛ぐような心地よさとなるよう工夫しました。
また客席中央のベンチは、炉をきった畳をイメージしており、この畳のスペースのままコーヒーを飲むこともできるし、テーブル席にも、屋外に一つづつ持ち運べたりと、さまざまな使い方に応じて柔軟に変更できるようなデザインとしています。
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