和歌山県白浜の分譲地に建てられた別荘である。将来は住宅として用いられる予定であったが、施主は数年前に他界された。
この建物は技術と芸術の統合というニュアンスをこめて、TEXNHという名前が施主によって付けられた。空間は非日常空間(8畳X4)と日常空間(水廻り、寝室)に2分されている。前者は異なった3つの床レベルを持ち室内と同レベルで戸外のバルコニーに各の部屋から出ることが出来る。部屋の中心には直径60cmのコンクリート製円柱が聳え、それを取り囲むように、火打ちの役割を持つH型鋼の輪が同心円上に配置されている。
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