美容室の内装工事です。元々スケルトンでしたが完全なスケルトンの状態ではなく、天井梁にはグラスウールが、そして壁はALCボードが張られた状態でした。
オーナー様は、スケルトンのアトリエイメージでこの場所を契約しておりましたが現状スケルトンのままの使用は難しかったのであえてスケルトンで古びた感じに戻すという作業を行いました。
アンティーク調のデザインは、歴史の流れで自然と朽ちたものを見せるためストーリーを意識してスケルトンっぽくしました。
ストーリーは、オーナーさんがスケルトンのアトリエの場所を見つけてそこに明るい小物をおいていくようなストーリーです。店舗以外の美容機器はすべてオーナー様が選択され最後まで作り上げたものです。
壁面にあるタイルのはがれた間の汚しは、水分がたまってにじみ出てさびさせたようにみせました。また柱はあえて頂上を削り取り鉄鋼と重なり合った部分はさびて浸食したようにみせました。
オーナー様、スタッフ様一同が最後の塗装の時には来られており、作業を見てくれておりました。こういったコミュニケーションで作り上げる店舗や家は本当に楽しいと思います。