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象徴的なスパイラルを中心に配置した大型別荘のリノベーションの建築事例写真
象徴的なスパイラルを中心に配置した大型別荘のリノベーション
堤由匡建築設計工作室
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象徴的なスパイラルを中心に配置した大型別荘のリノベーション

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 地下一階、地上4階、ロフトの大規模な別荘を改築するプロジェクト。既存の状態は階段室とエレベータがコーナーに固められ、完全に上下の関係が分断されていた。そこで上下階の関係性、つまりここで過ごす家族の関係性をより強く繋げる事を目標に計画を進めた。
 まず上下移動の重要な要素である階段を象徴的な存在と捉え、平面の中心近くに移動させ、強い求心性をもつ螺旋階段を各階のどこからでも認識できるように配置した。次に、採光をより多く取り入れ、上下の関係性を増強するため、2階の床スラブを抜いてリビング上部に吹き抜けを作った。北側庭園部のスラブも吹き抜けとし、地下に豊かな採光をもたらすサンクンガーデンを実現した。
 3階は子供部屋のフロアとし、螺旋階段に面する広いスペースをキッズエリアと設定し、クッション性のある畳敷としている。子供たちが身体を使って遊ぶことができ、また気持ちよく本を読めるように、窓際と壁際にルイス・カーンを意識した小さな「ルーム」をデザインしている。
 ロフト階は施主夫婦のための仕事部屋と設定し、天空からの光を室内、また螺旋階段により多く取り入れるように、屋根を一部撤去し、屋上を作った。高さが確保できないため、天井は全て既存のRC構造を露出させた。空調設備は外周壁沿いに壁をふかして床置き型を隠蔽している。夜はデスクに仕込んだ間接照明で天井が柔らかく照らされるように考えた。
 この別荘のどの階にいても、強い形態をもつ螺旋階段を家族が意識することで、コミュニケーションが取りやすくなったことはもとより、精神的にもつながりを強めることができる別荘となってほしい。

1この事例、ここを見てください!

家のどこからも感じられる象徴としての螺旋階段。
キッズスペースの窓際に設置した身体感覚に訴える本棚兼遊び場の小さな「ルーム」。
既存床を撤去して実現した開放的なリビング。

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堤由匡

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竣工年
2020
部屋数
6
家族構成
夫婦(子供あり)
構造
RC造
敷地面積
200㎡〜300㎡未満
延床面積
300㎡以上
予算帯
5000万円以上
所在地
海外
ロケーション
郊外
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