昭和40年代に建設されたビンテージマンションのリノベーション。
今ほど建設資材が規格化・製品化されていない時代の建物で、マンションとはいえ大工や左官といった職人の手仕事の跡がくっきり残された、古いながらもとても魅力的な空間でした。そうしたこの部屋がもともと持っていた魅力や歴史を継承しつつ、これからの暮らしのために新たな使い勝手や心地よさを持つ空間にリノベーションしました。
個室に仕切られた間仕切壁は大胆に撤去し、天井は建物の躯体コンクリート面をあらわにしています。そうして古い手仕事の跡を生かすことで新旧の意匠が違和感なく溶け合い、尚一層の魅力をこの部屋に与えています。
平面構成は大きなワンルーム空間として、ゆったりと暮らせるように要所をスチールの衝立や家具で仕切っています。
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