狭小住宅|20坪雨水利用
阪神大震災の生々しい経験から山手の別の敷地で,雨水利用のタンクを造ってほしいとの希望でこの計画は始まりました.
長田にあった施主の元の家は震災で焼け落ちました.震災では電気が使えなかった経験から,懐かしい昔ながらの手押しポンプに頼る事としました.
片流れ勾配のガルバリウム金属屋根に降る雨水の全てが,北側前面道路のファサードにある2本の竪樋に沿って地下タンクへ溜まります.この2本のうち1本は予備の樋です.
初期の汚れた水は別の小さなバイパスの樋へ流れ落とすように計画しましたが,タンクの水が飲めそうなほど奇麗なのには驚きました.
将来はこの水を他に利用すること,浴室,トイレへの供給も考えています.
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