軽井沢の標高1000m近くに位置し、敷地東側には保全された森もありながら、敷地内は、日当たり良い立地。浅間山への借景も一部とれるということや、周辺との景観バランスを考え、建築物の高さを抑えながら、屋根形状も落ち着いた感じとし室内空間も勾配天井や、空間ごとに異なる天井高さを設定し、居心地とゆとりのある空間を両立を実現した空間となっている。多くの家族が集まる場所となるこの別荘では、それぞれの家族が滞在する場のレイアウトが一番大切としながら、異なるデザインとすることで、室内空間を単純化させないようにしがら、中心の広間や食事室とその他の空間や上下階の繋がり、小さな子供が楽しめる場を意識。別荘が単純な拠点としての場ではなく、異なる地に住まう家族が、この別荘に集うことに楽しさを覚えて、より集まる機会が増えて欲しいという設計趣旨、願いを込めて設計をまとめた。
【第8回軽井沢緑の景観賞 優秀賞受賞】