ご自身のフォトスタジオを住まいにリノベーション。
段差解消などはもちろんのこと、フレキシブルに利用できる水廻り空間やシャワードバスの採用など介護に配慮した2世帯住宅。
当初3階に住まいを構えていましたが、高齢の親を介護するには1階がふさわしいだろうとの思いがあり、かつての仕事場である天井高さ4mのフォトスタジオを全面改装して開放感あふれる住居にしました。
ジェットバスなどの水回りやバリアフリーにするという介護環境を整えることはもちろんのこと、発泡ウレタンや障子や二重窓の採用による断熱効果の向上や木のぬくもりを感じながらもアクセントウォールによる遊び心を活かして介護する側も居心地のよさが味わえる設えにしました。
日常生活で常に介護をされる方、受けられる方の双方が快適に過ごせるようにバリアフリー化をする事に加え、どなたもいつかは迎える高齢化に対処した動線・設備面の刷新に向けてのスケルトンリフォームの住宅設計を図りました。
住む人が、過行く「時」の変革に伴い建築物に求める要素が変わり、加齢を積み重ねた時の動線を想定して、バリアフリー対策の設計をはじめ新しいコンセプトのもと、住環境の改善を図ることを目的にお施主様と建築家:設計事務所・工務店との意見交換のもと、創り上げた二世帯住宅のスケルトンリフォーム・リノベーションです。