スクエア４

周辺は長閑な田園が広がる静かな住宅地。
１０年前に建築した平屋住宅には家族全員が一緒に団欒や就寝ができるスペースはあったが、まだ幼い子供達専用の部屋は無かった。
時間の経過と共に子供達も成長し、個々にプライベートスペースを確保したいとの想いから、増築新築として家も成長させるプロジェクトが始まった。限られた増築スペースの中に３人の子供達の個々のスペース、更に主人のプライベートルームを併せて計４つの四角形を並べたシンプルな平面計画を提案。（この形状から『スクエア４」とネーミング）
母屋の北側に位置する為、トップライト（天窓）で採光を確保する事で北側でも全室とても明るい部屋になった。また限られたスペースを余すことなく利用出来るように、平屋でありながら“ロフト風ベッド収納家具”を子供部屋全てに製作。スキップフロアの発想で立体的に収納とベッドを両立できた。オーナー好みのナチュラルテイストにマッチするよう敢えて構造用合板をむき出しで製作した家具も一部塗装する事で上手くアクセントとなりバランス良くインテリアに馴染んだ。同時に省コストのオリジナル家具として良いモデルケースが出来たと設計者である私自身も満足の仕上りとなった。

※写真撮影：今西 浩文 氏
[ATELIER ONE Graphic Design ＆ Archi-Photographic Studio]

Studio REI

嶽下 康弘

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