眼下を見晴るかす絶景に向かって緩やかに開き、飛び立っていくFLIGHT HOUSE。北側斜線が最も厳しいエリアでありながら、圧倒的な眺望を真正面から取り込むために、緩勾配の片流れ屋根を採用し素直に南へ開く計画とした。敷地は阪神・淡路大震災の時に、南側擁壁にダメージを負った民宅急傾エリア。住宅を建築するためには兵庫県土木の許可が必要で、申請難易度が高い地域であった。眺望を最大限取り込むために、2階の耐力壁にスチールのブレースを採用。LDK南面全体をガラスとし、屋根合板を2重貼りにすることで火打ちを無くし、外部環境とダイレクトに繋がる建築を目指した。また、1階の天井高や採光を極力抑え、2階に上がると一気に大きく明るい空間へと開放するシークエンスをデザインし、眺望の魅力を最大限引き出せるよう配慮している。そして、階段半ばにある1.5階のトイレやコンパクトな寝室を作ることで、その面積をご家族の大半が過ごすLDKに取り込み、神戸の眺望と一体化する無柱の大空間を作った。太陽や月、海と空、鉄道と車、船舶に飛行機…。自然と人工物が綯い交ぜとなり、まるでジオラマのようなランドスケープと暮らす家が完成した。
眼下に広がる神戸の眺望と一体となった住空間
柱の出ない大きなLDK
インテリアとしても映えるアイランドキッチン
圧倒的な眺望をダイレクトに取り込むために、南の耐力壁にコボットブレースを用いて全面ガラスにしました。施主さんは柱の無いLDKを望まれていたために、勾配天井に大きな梁を使って無柱LDKを実現。総2階にすることで無駄なコストもかけないよう配慮しています。崖地で建築するためには兵庫県への申請・協議もありましたが、乗り越えて完成しました。
家づくりは会社よりも「誰とつくるか」が大切だと思っています。
"心から信頼できる設計士さん"
鈴木さんはその一言に尽きると思います。
無柱の大きなLDK、その希望を実現するために10以上のハウスメーカー 、工務店、設計事務所を回りました。しかしどこへ行っても「柱が1本入ってしまう」「予算が足りない」「そんな広いリビングは必要ない」と言われ、夢が実現できる会社が見つからず、諦めかけていました。
その際に偶然、素敵な施工をされているSQOOLを拝見しご連絡しました。
初めて鈴木さんにお会いした際に、私たちのこれまでの経緯を丁寧に聞いて下さったのが今でも印象に残っています。そして私たちの希望を一切否定せずに聴き取っていただき、プランニングして下さいました。
ブルーのタッチで描いて下さったプラン図面は、想像以上の物が描かれており「この人だ!」と確信しました。
コロナ禍の影響もあり、ショールームが閉まるなどのトラブルもありましたが、一日で回れるようにスケジュール管理までご配慮いただきました。
細かな設計だけでなく、予算内で自分たちの希望を叶えてくれるのが、鈴木さんのすごいところだと思います。
また建築中は鈴木さん、棟梁、工務店の方と輪になって打ち合わせをする時間が毎回とても楽しかったです。
私たち以上にこの家を大切に思ってくださる鈴木さん。心から信頼できる設計士さんに出会えたことは、本当に運が良かったと思います。自分たちの夢を叶えてくださって、感謝しかありません。
そして今、家族と共に毎日自慢のリビングで充実した時間を過ごしています。
本当にありがとうございました。
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