h3+/126 house
リモデルスタイル作品コンテスト
2008全国最優秀賞受賞
BS朝日「辰巳琢郎の家物語」 2009.04放映
築30年のテラスハウスのリニューアルです。RC壁式構造、設備関係の既存条件を読み込みながら、現代の生活に即した仕事と生活を両立できる空間作りを目指しました。
約4m×10m×2層のボリュームに、家族4人の生活空間と執務空間を共存させるため、可能な限り間仕切りや建具を作らず、構造体と設備配管の位置を手掛りに、最小限のボリュームを全体の住戸ユニットの中に配置し、それぞれの機能空間を分節しています。
まるで蟻の巣のように、すべての空間が一続きでありながら、それぞれの空間が独立性を保っているような家になりました。
視線は程よくコントロールでき、光と音でお互いの気配が感じられ、また集合住宅にありがちな通風の問題も解消できています。
また30年前のサッシュの断熱性能を補うため、4カ所の窓と玄関ドアにはポリカーボネート複層板の障子を取付けました。3つの空気層をもつこの障子は、視線をカットしながら光を通し、カーテンやブラインドの代わりとなるだけではなく、外の光の変化を感じる生活をもたらします。
夜は屋内の光を屋外へと導き、家全体がぼんぼりのようになって、街路の安全に寄与することを目指しました。
資料請求にあたっての注意事項