ご主人の退職後の第2の愉しい暮らしを想定しつつ、数年前から打ち合わせを重ねていました。すでに5年前には図面も完成していましたが、お仕事の関係で、数年間海外赴任されるということで、数年のプロジェクト休止期間を経て、昨年末から、あたらめて工事が開始されました。
敷地は、入間市の古くからある住宅街。ちょうど台地の北側端部に位置して、南に向かって緩やかに勾配がついています。元々、建っていた住宅を解体して、ご夫婦のための伸び伸びとした住宅です。2階のホールや階段と一体になる吹き抜けのあるリビングに、薪ストーブ。玄関ポーチの役割を果たすデッキテラスは、間口3間(5460mm)、出幅2500mmの大きなオーニング(電動テント)付き。天気に応じて、リビングに入る直射日光を防ぎます。南側一面に張り出したデッキテラスの一部分は、リビングにくい込む入り江状のインナーテラスとして、利便性の高い外部と内部の中間領域を作っています。
コロナ禍で、家族の暮らし方が再検討されている昨今ですが、コロナ以前に考えたお二人の新しい暮らしのカタチは、ブレることなく、逆に世の中の方が、お二人の理想の暮らしに近づいてきたような気もします。そうそう、お二人だけではありませんでした。3匹のネコたちも一緒です。
資料請求にあたっての注意事項