都内、駅前商店街の中に立つ店舗併用の共同住宅。
間口が狭く奥行きの深い敷地で、1階テナント部分の天井の高さを3m以上とすることで、空間の自由度をあげ、将来的な賃貸の資産価値をあげることを考えました。 駅前という立地条件から、各階、住居兼オフィスのSOHOの形を想定しています。 今後、人口が減り住宅ストックが増えていくなかで、利用の仕方の幅を広げ、単なる雑居ビルではなく、地元に根ざした拠点となるようなテナントが長く入居し、場所の価値を高めていけるような建物になることを想定しました。3階は、吹抜やルーフバルコニーなどで空間の付加価値を高め、ラーチ合板により移動できる家具を造作し、シェアオフィスとしても利用できる形としています。
3階の吹抜け空間、ルーフバルコニー、コンパクトでSOHOとしても利用可能なプラン。
間口の細い敷地で、できるだけ専有面積を大きくとれること、かつ、使い勝手よく2室を確保すること、付加価値となるルーフテラスを設けるなど、年月が経過しても価値がさがらない形を模索しました。
株式会社 長坂設計工舎
リンク・パワー株式会社
北沢産業株式会社