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建物外観ガルバリウム鋼板、片流れの特徴的な外観です。各部屋の前には芝生広場に続く縁側が用意されています。一見、平屋に見えますが、小屋裏部分に居室のある2階建ての建物です。撮影:石井雅義 | 佐倉の別荘 子育て世代の週末住宅
佐倉の別荘 子育て世代の週末住宅
TAPO 富岡建築計画事務所

佐倉の別荘 子育て世代の週末住宅

建物外観ガルバリウム鋼板、片流れの特徴的な外観です。各部屋の前には芝生広場に続く縁側が用意されています。一見、平屋に見えますが、小屋裏部分に居室のある2階建ての建物です。撮影:石井雅義 | 佐倉の別荘 子育て世代の週末住宅
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東関東自動車道の佐倉ICから程近い丘陵地。周りを畑や雑木林に囲まれた敷地に建つ週末住宅の計画です。

都心に住むクライアントご家族は今回の計画地と周辺の広大な山林を購入され、週末に野菜や果樹の栽培やお子様たちの自然の中での自由な遊びと学びの場として週末住宅の建設を決心されました。

南北に長い計画敷地と西側に隣接する広大な所有地の奥行きに対して開くように、23メートル×10メートルの片流れのボリュームを敷地の中央に配置しました。建物の東側には敷地の入口から建物中央部に設けられたエントランスに続く並木道を。西側には隣接する広大な山林につながる芝生の広場が広がっています。

エントランスのドアを開けホールに入ると、屋根のある半屋外のエクステリアダイニング越しに奥行きのある芝生の広場の景色が広がります。エントランスホールを境にして北側にはメインと子供達のベッドルームとバスルーム、ウォークインクロゼットなどのプライベートエリアを。南側には25畳のリビングダイニングとダイニングとの間の窓の開閉で使い方を変更できるキッチン、玄関ホール脇のクローゼットを配置しています。

特徴的な片流れの屋根は23メートルの長さに渡って同じ架構の小屋組みがあらわしとなっておりインテリアを印象付けています。小屋裏の部分にははしごで上がる子供達のためのスペースが南北に2つ用意されています。北側の小屋裏スペースは大人数の来客時の寝室として。リビングダイニングを見下ろす南側の小屋裏スペースは子供達のためのライブラリーや勉強のためのスペースとして利用されています。

フラット35S金利Bプランに対応するため、省エネルギー等級4を取得しています。屋根には100mm、壁には40mm、床下には50mmの断熱層を設け、屋根と壁は外張り通気工法を採用しています。室内側仕上の下地には防湿層を設け気密性を確保しています。開口部にはすべてLow-eペアガラスを使用しています。

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TAPO 富岡建築計画事務所

富岡 真一郎

設計事務所会員
設計事務所会員とは
主に建築物の設計監理や建築デザイン等を行っている建築設計事務所や建築家を示します。
通常営業中です
竣工年
2018
部屋数
6
家族構成
夫婦(子供あり)
構造
木造軸組住宅(在来工法)
敷地面積
300㎡以上
延床面積
200㎡〜300㎡未満
外壁仕上げ
ガルバリウム鋼板
屋根仕上げ
ガルバリウム鋼板
予算帯
4000万円以上〜4500万円未満
所在地
千葉県
ロケーション
郊外
家づくりチーム

構造設計:小川勝利建築設計事務所 小川、藤原

施工:平山建設株式会社 藤倉

撮影:石井アトリエ 石井雅義