緑の窪地、雑木の台地、蔵のある盆地・・・、地形を整えてひとつの風景をつくりだす建物も自然に溶け込ませた環境と共存する住まい。
敷地は、坂道の脇の窪地で、約450坪。その中には蔵も残されていました。ここに、四季折々、自然と親しむ暮らしをつくりたいと、新築が計画されました。まずは、地形の整備からスタート。涼しい緑の盆地、暖かな丘、そして蔵の周りは裾を隠して、風景の中に溶け込ませて、箱庭をつくるようにゾーニング。外からの視線は適度に遮りながら、住まいからの眺望は確保して、全体計画をまとめました。
計画案から完成まで(動画)https://youtu.be/-Py2N9-E3GU
コンクリートの屋根には、約15cmの盛り土がしてあります。土が断熱材の働きをするので、下の部屋は夏涼しく、冬暖かい。その上、防水層も土に守られて、温度変化や紫外線が少ないので、劣化しにくくなります。芝生の屋上は、一石三鳥の暮らしの舞台です。
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