人と文房具が接触する場所として紙のような存在であるのがふさわしいのではないかと考えました。紙にペンで思いついたことを自由に描いていくように、ここで起きるであろうさまざまな出来事を書き込める余白のある場所。壁・天井は和紙がもっている木の繊維によって白の中に何重にも白が見える状態(私たちはその白さを「ほのじろい」と呼んでいます)をイメージしました。左官漆喰を塗り重ね、さらにその上からパールホワイトを吹き付けることで見る角度や光の当たり方によってさまざまな白が見えてくるようにしています。テーブルや椅子にはA4、B5などの用紙サイズである「白銀比」という縦横比1:√2のプロポーションを採用しています。また、家具や什器の色は墨汁と同じ濃さの黒で統一しており、そこにいると紙に何か書くということを想起してしまうようなインテリアです。その他にもインテリアを構成する各要素に余白を演算するしかけをちりばめることで、いつまでも完成しない更新可能なインテリアが出現しています。
・世界で最初の文房具とカフェのコラボレーションカフェ
・テーブルや椅子、ランチョンマットなど、店内のあらゆるものに白銀比(1:√2)の比率が使われている
・文房具カフェだけのために作られた特殊塗装を採用
東光ブロズ
くすきはいね
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