■設計趣旨
*全体計画
茨城県水戸市近郊の東茨城郡城里町の長閑な住宅地に建つ30代の若い夫婦の家。
周囲に外塀を設けることなく、建物形状の工夫でプライバシーと防犯を高める家を計画した。
*建物計画
「自然を感じる生活がしたい」
水戸から北西へ車で15分、美しい自然が残る静かな町に、4人家族のための住宅を計画した。
夫妻は、美しい木、自然素材を構造、仕上げに使用することを当初より強く希望されていた。その希望は、ゆったりとした町の自然を身近に感じることも意味していた。
「一生安心して住みたい」
施主夫妻は30代前半だが、30年後の生活も考えられていた。夫妻が考えていたことは、子供たちが巣立った後の2人の生活であった。老いたときにも、不自由なく暮らせて、過不足なく目が行き届く、安心した住まいを求められた。
「平屋の理由」
物理的条件による制約はあるものの、生活動線を考えると人の自然な動きとしては、水平移動が最適と考えている。その上で、恵まれた広さの敷地全体に住むことを考え、外塀を設けず家族のプライバシーを保つ為に中庭型(コートハウス)とすることとした。
□建築概要
所在地・・・・茨城県東茨城郡城里町
主要用途・・戸建住宅
家族構成・・夫婦(30代)+子供(2人)
構造・・・・・・木造
規模・・・・・・地上1階
□外部仕上
屋根・・・・・・ガルバリウム鋼板葺き
外壁・・・・・・左官仕上げ
建具・・・・・・木製建具、一部:アルミサッシ
□内部仕上
床・・・・・・・・無垢フローリング張(サワラ)
壁・・・・・・・・左官仕上げ
天井・・・・・・構造材あらわし
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