再生活動に参加している大型団地中心に位置する、元気の無くなっているショッピングセンターの一部を改装する計画です。
そこに存在した物の記憶を引き継ぎながら、団地全体に波及する設計にする事を考えました。
以前は、一つの店舗空間に、薬品や化粧品を扱ういくつかの店が同居していました。その各店が有していたRの開口をそのまま生かし、同じ壁にあける新しい開口もRにして連続させ、そのひとつひとつが違う空間となるように開口内の空間の仕様を変えています。
今回は、特殊な事情によって厨房空間がリノベーションされた状態から設計&DIYに参加しました。このように、すでにあったモノや先に作られた空間をおおらかにまとめる役割として、2階建ての施設全体を横断するカウンターを設置しています。
店の外ではテラス席だったカウンターが内部に貫入し、バーカウンターになり、すでに設けられている開口をヒラヒラとかわし棚になったあと、客席のカウンターに戻り、2階への手すりとなり2階でも棚やカウンターに変形していきます。
今後は、このカウンターが、現在関わっている団地共有空間の再編部分にも伸びていき、より広範囲に影響を与えていければと考えています。
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