高齢の母が住む、平屋の庵(いおり)です。ガラス屋根をつたって落ちる雨垂れは見飽きずそして楽しく、雫庵(しずくあん)と名づけました。 建物に降った雨はすべて大地を潤し、木々の命をはぐくみ空に還ります。雨の日にはそんな自然のサイクルを感じ、晴れた日は太陽の恩恵に与る。 夏には風を誘い込み、屋根の熱気を放出し、冬には暖まった室内の空気を逃しません。建築的な工夫をこらして、設備は最小限にとどめます。
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