雨が続くと、外出が億劫で、気分まで落ち込んでしまう…という人も少なくないのではないでしょうか。そんな時は逆に、雨の日を楽しむ方法を考えてみてはいかがでしょう。今回は、梅雨の季節を楽しむ家づくりのアイデアを集めてみました。
雨が降ってもバーベキューができる土間
いつでも室内でバーベキューができる、広い土間のある事例です。ガーデニングスペースもあり、雨の日も草花に囲まれながら、家族や友達とバーベキューで盛り上がることができます。
アウトドアやガーデニングができる“土間空間”は、梅雨の季節の強い味方になってくれそうですね。
庇(ひさし)をガラスに!つたって落ちる雨だれは飽きない
光を確保できるガラス製の庇(ひさし)は、雨の日にも大活躍。屋根を伝って落ちてくる雨垂れは、風情があり、見ていて飽きません。
建物に降った雨は、大地を潤し、やがて空に戻る…、そんな自然のサイクルを感じながら、雨の日をゆっくり過ごしてみてはいかがでしょう。
中庭をつくって雨の音と草木の色を楽しむ
こちらは、プライベートガーデンを、家のどの場所からも感じることができるようになっている事例。中庭などのオープンスペースをもつこうした住宅は、コートハウスと呼ばれています。
雨の日は、草木を眺めながら、雨の音に耳を傾けてみてはいかがでしょう。しっとりと濡れた庭もこの季節ならではの風情。
庭に紫陽花を植えると、一層、梅雨の季節を楽しめそうですね。
おうちを映画館にする!
雨の日は“お家カルチャー”を楽しむ絶好のチャンス。こちらは家にホームシアターをつくった事例です。
スクリーンは梁に仕込まれており、いつでも部屋を暗くできるよう、窓には木製の雨戸が設置。お気に入りの映画やドラマに囲まれて、晴れの日よりも充実した時間を過ごせそうです。
屋根のあるインナーテラスなら、外だけどいつも室内
部屋から直接続くインナーテラスは、天気に左右されることなく、家にいながら外を感じられる特別な空間。洗濯物を干す場所としても活躍します。
雨の日は、リクライニングチェアに腰を下ろして、読書にふけるのもいいですね。
屋上菜園や水盤など、雨水を活用する
こちらは、中庭に雨水を利用した水盤を配した事例です。
離れの空庭に降り注いだ雨水が光庭の石臼に落ち、溢れ出た水が中庭の水盤へと導かれるシステム。水盤の中の水は雨が降るたびに、循環されます。
水盤だけでなく、雨水を溜めておく甕などを設置しておき、ガーデニングや洗車に活用するのもひとつの方法ですね。
いかがでしたでしょうか?
今回、ご紹介したほかにも、手の込んだ料理に挑戦してみる、ハンモックを設置して心地よい空間をつくる、室内に大きな黒板を設置して、子どもとお絵描きをするなど、雨の日がぐっと楽しく、有意義になるアイデアはいろいろありそうです。自分らしい過ごし方を見つけてみてくださいね。
Text SuMiKa編集部