武蔵野市吉祥寺北町での二世帯住宅の計画である。建蔽・容積率が40/80%の閑静な住宅街で半地下を作ることで容積緩和を利用し、要望の諸室を実現した。敷地が元々道路から約1m20cm高く、この部分を半地下に利用している。親世帯が昼の採光を最も必要とすることと冬期の暖かさから親世帯を2階に子世帯を地下と1階にし、2階へは脚の悪い祖父のためにホームEVでのアクセスを基本として2階そのものはバリアフリーとした。子世帯は地下と地上の天井高さの低い部分をそれぞれの個室及び洗面浴室とし、個室をつなぐLDKを天井の高い大らかで気持ちの良い空間とし、各室へはスキップにてアクセスすることとした。両世帯とも水廻りを南側に設置、バルコニーを設けることで使い勝手も良く気持ちの良いアメニティ溢れる水廻りの空間を実現した。
親世帯が2階にある珍しい二世帯住宅
建ぺい率・容積率が40%/80%で実現
木造で地下住戸を建築
車いす生活の祖父を含めた二世帯住宅でバリアフリーと共に住まいで最も長時間生活する親世帯にフォーカスした住宅。冬暖かく眺望も良い2階に親世帯を配置し、完全分離玄関から直接ホームEVで2階に上がるようにすることで、全ての問題を一挙に解決した。
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