この建物の一番の特徴はリビングとつながる深い軒下空間である。しっかりと軒を出すことで外壁を汚れ等から守ってくれる。機能面はもちろんその軒下空間が外と内とをあいまいにし愉しい空間となっている。南側隣地に雑木が立ち並ぶ土地がありそこからの借景を期待して南東に向けてコーナーに大きなサッシを計画した。北側道路の為、普段は設置してあるロールスクリーンを使用することなく生活が可能。 また深い軒を計画し、その軒下空間が中間領域が心地よく、夏には日射を遮り、通風のみを感じられることを考えた。 エアコン等の空調設備を出来るだけ使用しなくても心地よさの感じられるパッシブデザインを目指した。
撮影:後藤健治
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