「この場所に風景を刻みたい・・・」 敷地を見た瞬間、その思いが心に宿った。
「窓辺の家」への旅は土地選びから始まり、最終的には息をのむほど美しい田園風景に囲まれた場所に完成した。
敷地の特性を最大限に生かし、水平と自然との一体感を追求した設計は、ほとんどが平屋の形状であり、ただ客間と家族の共有スペースだけが2階に配置され、日常の生活は1階にL字型に広がっている。
この家を象徴する窓は、多様な特徴を持ちながらも「窓辺」という景色を織り成している。様々な形状の窓からは、光と風が豊かに注ぎ込み、その瞬間を感じることができる。窓は単なる機能だけでなく、詩的なイマジネーションをもたらす存在なのだ。四季折々、窓辺は一日の中で変化し続け、住人の五感に心地よい感覚を呼び起こす。
また、この家のために特別にデザインされたオリジナルの家具や、クライアントのこだわりである幅広いナチュラルオークの無垢フローリング、そしてブラックウォールナット無垢材を使用した家具など、自然な素材が織りなす風景もこの家のもう一つのテーマであると言えるだろう。白い壁と優しい木の感触が、日々の生活を包み込み、心地よさとシンプルさを与えてくれる。
ここには豊かな自然の光が差し込み、風が心地よく流れ、周囲の景色が日々の生活と共に息づいている。
このような豊かな暮らしの風景が、この場所には宿っているのだ。
住まい手の「こう暮らしたい=明るい家」から導き出されたコンセプトは、
「窓辺」
いろんなタイプの窓ともにある窓辺。
明るい家とは?
人によって明るさの感じ方が違うように家の明るさも同じ窓の大きさでも違う。
明るさを求める=窓を大きくするじゃないと思っています。
窓から差し込む光が室内の壁に反射して明るくもなります。
色々な性格を帯びた窓は、コンセプトの「窓辺」という景色を創りだしています。
窓辺を彩る多様な窓からは、光と風をふんだんに感じるとることができます。
また、希望をかなえるためのプランニング。
敷地の特性を活かし、水平と外のつながりを意識しプライベとパブリックを明確に分けたゾーニングですが、リ家族が集う場からしっかり子供の気配を感じとれるL字型プランは、半外部なエンガワを通じて子供部屋とつながる。
窓。
簡単なようで実は難しい存在その窓をテーマにした家でした。
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