『高密都市空間の中で、個人はいかに「関係性」を築き上げることができるのか?』
それこそが、東京の中心に建つ2世帯のための小住居、という今回の設計の最大のテーマである。
設計の方法は以下の通りに進める。
・1:設計条件の土台となる敷地の上に、建物の骨格となる3種類の箱を据え付けることにより基準となる領域および箱どうし(あるいは内部空間)の関係性を確定する。
・2:領域設定により生じた場所の特性と、周囲との関係性を確立するための装置を挿入する。それぞれの装置は個別のテーマを付加する。
・3:視線・動線・通風などの諸条件により、建物に穴を穿つ。
これらの操作を通じて、個を出発点としたさまざまな関係性が確立されていくことを主旨とする。
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