敷地は角地で道路から2.5m程高いので、2台駐車の地下車庫を居間の下に作ることが出来た。車庫の上は、一部コンクリートのテラスで、残りは居間の基礎となっている。
この家は完全分離型の二世帯住宅で、玄関は二つ完全に独立しており、真ん中の緩衝エリアを通って、行き来できるように設計されている。1階は若夫婦、2階は母親の住いとなっている。
若夫婦の玄関は広めで、ゆったりとした玄関ホールがあり、玄関ホールから吹き抜けの居間に入ると、流れるような空間が居間から食堂へ、食堂から家族室へ、家族室から台所へ、台所からユティリティーへ、そして物干し用の部屋へとつながっている。夫婦共働きの忙しい主婦の為に考えられた空間である。
子供達の寝室は面積は狭いが、縦の吹き抜けの空間を使い、中2階に2段ベッドを作りつけられるようになっており、2段ベッドの下の空間は遊び場として使えるようになっている。
主寝室の中から階段で、小屋裏の書斎へと繋がっている。書斎の窓からは、近隣の美しい緑が安らぎを与えてくれる。
居間の壁には、古い美しい屏風が飾られ、その上の窓からは青い空、そして空を行き交う白い雲が望まれる。
・完全分離型の二世帯住宅(玄関は二つ完全に独立)
・真ん中の緩衝エリアを通って、行き来できるようになっている
・2台駐車の地下車庫
・流れるようなスペースのつながり
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