Ｓ邸（豊島区）

藤井建築設計

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玄関から靴を履いたままサンルームへ入ることが出来る。サンルームにはミニバーがあり、お客様をサンルームに招いてグラスを傾け、商談の出来る家である。

居間には吹き抜けがあり、吹き抜けの天窓から奥まった居間に自然光が入る。又、サンルームと居間の間に全開口の折れ戸があり、折れ戸の上はＦＩＸのガラス窓で、そのガラスを通してサンルームの天窓から居間に光が入る。

2階の廊下は吹き抜けの中にあり、居間とサンルームを見下ろす形になって居り、ドラマティクな空間を演出している。天井の高い部分があり、低い部分があり、高い天井から自然光が家の奥まで入り込む構造である。

天井付けのファンは、夏は涼しい空気を下から上へ、冬は暖かい空気を上から下へ送るように機能し、家全体の温度を適度に一定に保つ働きをしてくれる。夏は涼しく冬は暖かい全館冷暖房の家であり、機密性・断熱性が高いので、極めて省エネであり、空調用の電気代は月平均1.5万円程度である。