敷地は都内の住宅密集地に位置し、バス通りに面した敷地面積26坪の狭小地である。
クライアントはジュエリーデザインを営んでおり、ギャラリーとプライベート性の高い住宅が求められた。
建物は各諸室の必要面積からなる、3層のヴォリュームを重ねた形状で構成され、1Fにギャラリーと水廻り、2FにLDK、3Fに寝室が配置されている。
厳しい法規制と高いプライベート性や採光を同時に解決するため、各層を内接するようにねじりながら積層させた。
建物をねじりながら積層することで、上階に行くに従いボリュームが小さくなるとともに、建物の角度が変化することで、高度斜線と日影規制をクリアしている。また、各層のズレから生まれる開口から内部空間へ光を取り込むことで、各層とも空を取込んだプライベート性の高い空間を実現している。
各階の梁は鉄骨で補強されることで、木造でありながら4面のトップライトを可能とし、同時にローコスト化を実現している。
建物がねじれることで高いプライベート性と採光を併せ持つ小さな住宅が実現した。
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