サロンを訪れる人たちは、日常から開放され、寛ぎや安息、特別な時間を求め身を委ねに来る。
「待ち合い」「カット」「シャンプー」美容室において主に行われるこれら3つの行為をそれぞれ濃度の違うヴォリュームに分け、それぞれの場での心地よさをコントロールした。
待ち合いはRC壁に囲われ、交通量の多い前面の道路から守り抑揚を抑えた空間とし気持ちを落ち着かせる。カットスペースは外部テラスごと包む大きな屋根に覆われ、包まれながらも開放された空間を造りだし、非日常感と高揚感を。無防備に身を委ねるシャンプーコーナーは開口部を中庭側に絞り、安心感を。外部ごと包み込んだテラスではちょっとした待ち時間にお茶を飲みながらリラックス。各ヴォリュームのすき間は光や視線をコントロールし、入り込む外部と低く抑えた天井により空間を分節している。
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