神奈川県逗子市で行った「減築リフォーム・リノベーション」事例
大量の書籍を保管するためにワンルームマンションを借りていた施主。その本をすべて保管したい。また、とにかく寒く、カビがひどい家を暖かくしたい。常時室内干できる洗濯物干場を作りたい。という3点が大きな希望だった。数えると1万冊近くあった書籍の本棚を家の各所に作ったことから「本の家」と名付けた。
計画地は南東に山があり午前中の採光は限られている。また土砂災害崩壊危険区域にあったため建て替えが困難なことからスケルトンリノベーションで建て替え同様の耐震性と断熱性能を確保することにした。日当たりシミュレーションで真冬でも日射取得ができる窓の位置と大きさを探りだし、結果的に一部「減築」、一部「増築」することで性能を確保しながら施主が希望する必要緒室を計画した。夏涼しく冬暖かい家とするためには「高断熱」と「日射取得」さらに「窓換気」が必須だ。換気はカビ発生にも大きな効果があることが分かっている。
午前中の早い時間帯から日が当たる2階壁に大きな採光窓を設け、洗濯物干場とした2階ホールの床を半透明の素材とすることで、2階窓から入った光を1階に導くことにした。書斎、階段壁、2階ホールなどへ必要な量の本棚を設置、加えて趣味の農作業用に屋外納戸と水場を設けた。
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