花粉シーズンの到来です。外出がいっきに億劫になってしまうこの季節、せめて家ではくつろぎたいものの「換気ができない」「洗濯物が干せない」など、家でも何かとストレスがたまってしまいますよね。
であれば、花粉のつらさを軽減できる家づくりを考えてみてはいかがでしょう。今回は、花粉対策におすすめのアイデアをピックアップしてみました。
天然素材の漆喰で、空気のおいしい家に
花粉対策のひとつとして、空気をクリーンに保つことは欠かせません。こちらは、天然の塗り壁素材である“漆喰”を使用した事例です。漆喰や珪藻土は、静電気が起きにくく、調湿効果に優れているという特徴があります。静電気が起きづらいことで、花粉やホコリがつきづらく、調湿により、カビやダニの繁殖を抑える効果があるといわれています。直接、壁に塗るのが難しい場合は、DIY用の塗装キットなどを使って、パネルで取り入れてみるのもいいですね。
リビングに入る前に、
土間で花粉をシャットアウト
家に入る前に、服などに付着した花粉を落とすことは、部屋に花粉を持ち込まない方法です。そんなとき、部屋に入る前にワンクッションおける半屋外の土間があると便利。コートなどをかけておくスペースを設けるのもおすすめです。さらに土間と部屋との間に仕切りがあれば、花粉の侵入をより軽減できますね。
帰宅後、浴室ですぐに花粉を洗い流す
外出中、髪の毛についた花粉も、できれば、家に入る前に落としたいものです。こちらは、外からも入れるバスルーム。これなら、家に入る前にシャワーを浴びて、花粉を落とすことができます。花粉のない時期は、半露天風呂感覚で、入浴を楽しむこともできますね。
インナーテラスで洗濯物の室内干しを
こちらは、室内干しができるインナーテラスを室内に確保。このスペースがあるだけで、花粉シーズンは大助かり。花粉をつけることなく、洗濯物を乾かすことができます。
サニタリーを広く取って、室内干しスペースに
こちらは、室内干しスペースをサニタリー部分に設けた事例です。洗濯物は目立たない場所で干したいという場合に、サニタリーを利用するのもひとつの方法ですね。
窓が開けられなくても楽しく過ごせる、
室内の工夫
マンションをリノベーションしたこちらは、リビング空間を外部のようにデザイン。半屋外的な空間を持つことで、密閉された部屋が、開放的になります。テラスのような、坪庭のような空間があると、窓が開けられない花粉シーズンも、楽しく過ごせそうですね。
また、外部の土間とリビングをつないで、外との一体感を出すのもひとつのアイデア。室内にいても、屋外を感じられる間取りは、花粉シーズンの強い味方になってくれそうです。
いかがでしたでしょうか?
ほかにも、花粉除去フィルター付きの換気レジスターを選ぶ、花粉の少ない雨天時に換気ができる窓を選ぶなど、対策方法はいろいろありそうです。辛い花粉シーズンをなるべくラクに乗り切るためにも、家づくりに取り入れてみてはいかがでしょうか。
Text SuMiKa編集部