昭和初期に建てられた古い民家の改装と、平屋の増築です.
既存部分は、昔の雰囲気を残したまま、現代の生活に合うように改装しました.
耐震改修と断熱改修も行っています.
外部建具も、玄関以外は古いアルミサッシでしたので、断熱性の高い幅広のアルミサッシに変えました.
増築部分は、青森ひばとしっくい、障子などによる和の空間とし、全体の調和に配慮しています.
最初に見せて頂いた時、母屋は古民家特有の暗さが漂い、いかにも不便な造りでした。
しかし、構造材はしっかりしており、大工の細やかな手作業が随所に残っていました。
「これは残しましょう」と施主にお話ししたところ、今まで見て頂いた方には、全員、「建て直しましょう」と言われたそうです。
という訳でお引き受けすることになったのですが、古民家再生、増築、曳家、外壁のみの補修と4種類の建物が並行して進むという、複雑な仕事でした。
しかし、その分施主の満足度は高かったようです。
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