敷地面積が254坪もあり、当初はマンションを計画してその最上階にオーナー住戸を計画していました。最終的にマンションは中止となり、広い敷地に専用住宅を1戸計画することになりました。家族は4人なのですが、建築主は広い各部屋と3台の屋内駐車場を要望され、その結果延べ床面積が150坪になってしまいました。住宅としては大変大きなこのボリュームをRCの壁式構造で計画し、庇の水平ラインと勾配屋根によるスカイラインのバランスに注意して外観の設計を進めました。建築主のインテリアの第一の要望として広いリビングと石張りの曲線階段が提示され、加えて曲線の出窓であるボウウィンドウを望まれました。そのほかのインテリアエレメントは、これらの要望をヒントにデザインされています。大変大きな空間ですが、素材の選択や色彩計画により、落ち着いてくつろげるインテリアになったと思っています。
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