北東角地に建つ木造2階建住宅です。
周辺には、この地域が開発された頃に建てられた、古い屋敷が点在しているものの、広い屋敷が取り壊され敷地分割されて、サイディング貼の新しい家が増えつつあります。昔の屋敷が持つ素材感とおおらかな外観を、新しいデザインで表現しようと考えました。大屋根と下屋とバルコニー、玄関横のタイルの垂直面と1階外壁の米杉羽目板貼の水平ラインで全体のボリュームをシンプルに構成することによりおおらかさを表現しました。
クライアントは薪ストーブのある広いLDKと家族全員で料理できるアイランドキッチンを要望されました。玄関側から一直線に並べたLDKは30帖の広さで、床は厚さ30㎜の米松フローリングのワックスで仕上げにしています。2階ホールに通じる吹抜けとトップライト、そして珪藻土塗の白い壁と相まって広々とした空間になりました。
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