北欧のアンティーク家具を取り扱う施主のためのリノベーションです。リビングの横に和室があるような普通のマンションの間取りを壁を壊して一室にし、素材感や開口の高さを整えていくことでデザインの統一を図りました。壁のラワン合板はアンティークのチークやローズウッドに色合せをして、家具との調和を目指しています。主張しない家具は既製品で壁の白と溶け込ませてコストコントロールを行い、素材感のあるモルタルの壁にはストリングファニチャーのシステムを取り付け、可変性のある飾り棚としています。LDとともに大きくリニューアルしたのは玄関を広く土間とし、趣味室と一体で使えるように可動間仕切りで仕切っています。施主自ら塗装した深緑の壁に色と歴史的な作曲家の直筆の手紙が美術館のような緊張感のある空間になっています。ここで趣味の楽器を演奏するのが目に浮かびます。
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