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薄暗かった二間の和室を杉板張りの大きな居間に転換してファミリー向けの住居に再生。 | 昭和小路の長屋Ⅱ|賃貸京町家のリストア|京都市|古民家改修
昭和小路の長屋Ⅱ|賃貸京町家のリストア|京都市|古民家改修
株式会社 山本嘉寛建築設計事務所

昭和小路の長屋Ⅱ|賃貸京町家のリストア|京都市|古民家改修

薄暗かった二間の和室を杉板張りの大きな居間に転換してファミリー向けの住居に再生。 | 昭和小路の長屋Ⅱ|賃貸京町家のリストア|京都市|古民家改修
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京都市東山区。昭和初期に建てられた長屋の改修プロジェクト第二期工事。

1理想の暮らしの実現のため、こうして私は課題を解決した

長年居住していた前入居者によって奔放にアレンジされた内装・外装を剥がし、DIY増築された部屋を減築して庭を復元、オリジナルな状態に戻した上で、薄暗かった二間の和室を杉板張りの大きな居間に転換してファミリー向けの住居に再生しました。

2この事例をつくったときの思い出に残るエピソード

東西の開口や階段上部から漏れる光が白く仕上げた壁・天井によって拡散して、庇の深い町家ながら室内は明るい雰囲気で満たされています。土壁の補修は中塗りに留め、新設の合板や床板は古色塗装せず素地のまま用い、殆どの柱梁や木製建具を美装・補修の上再利用しました。

3この事例を、何かにたとえるなら?

改修をリノベーション(刷新)よりむしろリストア(再起)と捉えることが、厳しいコストの制約を受ける事業案件の改修を解く鍵になるのではないかと考えています。

株式会社 山本嘉寛建築設計事務所 のプロフィール写真

株式会社 山本嘉寛建築設計事務所

山本 嘉寛

設計事務所会員
設計事務所会員とは
主に建築物の設計監理や建築デザイン等を行っている建築設計事務所や建築家を示します。
お返事までお時間がかかります
竣工年
2019
部屋数
3
家族構成
夫婦(子供あり)
構造
木造軸組住宅(在来工法)
敷地面積
50㎡〜100㎡未満
延床面積
50㎡〜100㎡未満
外壁仕上げ
漆喰・焼杉板貼
屋根仕上げ
桟瓦葺
内装仕上げ
土壁中塗・ラワン合板・フレキUC
床仕上げ
杉板・フレキUC・モルタル金ゴテ押エ
住設メーカー
LIXIL・TOOLBOX・NORITSU
予算帯
500万円以上〜700万円未満
所在地
京都府
ロケーション
都市
家づくりチーム

施工|城南組

撮影|笹倉洋平