文教地区の閑静な住宅街に建つ築30数年の住宅のリノベーションである
通学、通勤などの地理的利便性は良いが、建築物的にはアプローチ、プランニング全てにおいて非常に使いづらいものであった。
小さく区切られコミュニケーションが取りづらい間取りから、家族のライフスタイルに合わせていかに開放的にするかが、このリノベーションのテーマであった。
住宅街のシンボルになる階段、家族や友人と楽しい時間を過ごしたり、子どもの遊ぶ姿を見ながら家事をするキッチン、ビルの夜景を見ながら入浴できる3階の浴室など、コンパクトながら生活を楽しめる仕掛けがあるものになっている。
■おおいたの住まい情報誌WISE15号掲載