前設計事務所にて設計及び監理を担当。都市郊外の緑におおわれた丘陵部にある、206床の精神科の病院です。精神医療では長期の入院療養となるため、病院施設を患者にとっての「街」や「すまい」ととらえ返し、また豊かな周辺環境に開いた療養施設としました。従来の病院施設、精神科施設のイメージから離れた、すまいの質を持った療養の場となっています。ここでは、建築空間の質が治癒の役割の一部を担っています。2016年BCS賞。(関連キーワード:診療所、クリニック、病院、医療施設)