もともとはオフィス使用を想定して作ったビルの中の2室を購入し、1つの住居として住まうためのリノベーションです。クライアントからは生活するために必要な最低限の機能を確保しつつ、外部側になんでもできる場所をできるだけ大きく取りたいという希望がありました。また、5〜10年程度住んだら賃貸もしくは転売して他へ移り住むという想定でもありました。建築計画において「ゾーニング」というある類似した性格の空間(機能や部屋)を大まかにまとめて計画していく行為があります。通常はゾーニング後、ゾーンを見る倍率を高めて更に細かく分割していきますが、ここでは逆に倍率を下げ、より大まかに見ることで通常あまり隣り合わないような機能同士をできるだけ間仕切ることなくコンパクトに並列併存させ、なんでもできる大きな場所を作り出しました。そうしてできた空間は、住まいとしてだけでなく、オフィスとしてもSOHOとしても使えるであろう強度を有しており、この地域におけるリセールバリュー(再販価値)を上げることも可能にしました。
・玄関が2つ
・住居としても、オフィスとしても使える
・水まわりや寝室をできるだけコンパクトにまとめてリビングダイニングを大きく確保
スマサガ不動産
プライド
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