計画地はJR芦屋駅の東側、国道二号線から北に約100mに位置し、国道の喧騒が感じられない閑静な住宅地で、比較的大きな邸宅のファサードが街並みを作っており、この敷地にも建蔽率一杯に建てられた邸宅がありました。
改築にあたり、地下駐車場である基壇部のコンクリート躯体を残し、上部の大きな木造2階建てを解体し、新たに小ぶりの木造2階建てを増築しました。
街に対して圧迫感のないファサードを作るため、建物を出来るだけ小さくし、道路側の外壁に角度を付け、スケールダウンをはかりました。敷地に出来たゆとりは、草花好きのクライアントにとって絶好の見せ場となり、草花が建物周囲を彩り、やがてこの界隈に新たな景色が生まれます。
クライアントからはこの他にも2件の仕事をいただきました。
最初は、丹波篠山の別荘のリノベーション。インターネットで私を見つけていただきご依頼に来られました。その次は自宅マンションのリフォーム。
クライアントの人生の総仕上げとしてこの芦屋の家(事務所併用住宅)のプロジェクトがスタートしました。私がこだわったのは、仕事場も兼ねているので、如何に地域に馴染めるかということ。土地を購入したときにあった古家は敷地一杯に建てられていたので、多少圧迫感はありました。古家を壊し、出来るだけ建物は小さくし、空いた敷地に緑を植えることにこだわりました。緑や花はクライアントライフワークでしたので、地域とクライアントが楽しめる住まいとなりました。
西友建設株式会社
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