狭小住宅|中庭のある家
工業地域の一角の20坪あまりに切り取られた場所に,オーナーのシルクスクリーン印刷工場と家の計画です.
1,2階は印刷室と暗室.3,4階がメゾネットの住居とそれらを繋げる中庭.
家族構成は夫婦と子供2人で,機能上4層に重層されてしまったがこの狭小地の前面にはどうしても中庭を設ける必要がありました.この外部と内部の曖昧な領域はオーナーの通勤の場所であり,家のアプローチ,庭,ガレージでもあります.
上部では建物の外壁がそのまま伸び空中を飛び交い,下層部では半透過性の金網スクリーンによって中庭が仕切られています.
夕暮れ時,スクリーンを通したほのかな明かりは,建物を夕闇から浮かび上がらせます.
.
資料請求にあたっての注意事項