東京・大手町にある地上8階建ての古いオフィスビルのリノベーションです。
エントランス空間は、階段両側の内壁に3種類の木目の合板をストライプ状に貼り分け、明るさを演出しました。手前向きに残る柱の部分は、生々しいコンクリートをそのまま残すことによって、古さと新しさが微妙な形で影響し合います。照明は、ミニマムでありレトロな雰囲気も感じられる器具を選びました。
オフィス空間は、ほぼスケルトンでコンクリート剥き出しの部屋や、白く塗装した部屋、半分コンクリート・半分塗装など、入居者の好みで選べるようにバリエーションを設けています。床材は、かつて工事現場の足場として使われていた板材をリサイクルで使用しています。使い込まれた人の手の跡を感じる素材を用いることで、このビルの歴史と調和させるようにしました。
写真:中村絵
1. 古さと新しさの融合
2. 印象的なエントランス空間
3. 低コスト
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