東西を畑に挟まれ北側に道路、南に隣家が並ぶ敷地で親子2人が暮らす住宅。この敷地にどのようなボリュームの建物が相応しいのか考えるところから計画を始めた。平面計画は1階にLDKと水回り、2階には居室といったシンプルな構成とし、凸形の躯体とする。そこに2x10の垂木を土台の高さまで架けることで、内・外部に吹抜や収納、設備スペースといった軒下的空間を生み出した。軒を土台まで伸ばす事により外観は東西に長い三角形のボリュームとなり、外壁は統一感を出すため屋根と同材としている。北側は道路からの視線や音を遮断する為窓を設けず、東西に設けた天窓と南の窓により採光を確保した。三角の大屋根が施主の願いを優しく包み込んだ住まいとなった。
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