たくさんの蔵書を持つ住宅。
家の仕上を3つの色に分けるというルールを設定しました。白:家の骨格、黒:家を支える補助的な部品、青:本棚。青は、重力感を取り去るような色で、それにより、本の持つ重々しさから自由になろうとしました。
ルールが家のインテリアを自動的に決定するため、3色の偶然のコンビネーションで、思い掛けない空間が出現します。
書庫は、2つの部屋を結ぶつなぎ空間となっています。紫外線防止フィルムを貼ったトップライトから、書庫に落ちた光は、床のグレーチング経由で、1階に落ちて行きます。一方、風は、グレーチング経由で、煙突効果により、1階から高窓に抜けて行きます。採光や通風の限られる建て込んだ住宅地ですが、この仕掛けにより、快適さを獲得しています。
1、2階とも、建具は、折戸、引戸で、開け放つと、すべての部屋がひとつながりとなります。
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