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築33年のマンションに住む夫婦2人とこども4人の住戸のリノベーションです。
家族6人分のﾍﾞｯﾄﾞｽﾍﾟｰｽを確保し、開放的で、子供たちがのびのび生活できる空間としたいというクライアントの要望でした。
しかし全体で約70㎡、水回りを除くと約60㎡のｽﾍﾟｰｽの中でそれぞれの部屋を確保した場合、家族で共有出来るスペースはほとんどなくなってしまいます。
そこで、2LDKだった室を一体にし、木目と青いフェルトの壁仕上げの二つの「ハコ」を配置しました。
木目の「ハコ」は下が子供3人のﾍﾞｯﾄﾞであり、上はこどもたちののﾍﾞｯﾄﾞからそれぞれ上がれる勉強スペースとし、
青い「ハコ」は下が夫婦+一番下の子供のﾍﾞｯﾄﾞで、上部が多目的ｽﾍﾟｰｽで小さなこどもの遊び場兼収納スペースとなり階段で上がっていきます。
一般的な2.4Mの天井高の中で高さ方向を有効に利用し、上部で視線が抜け、子供たちの気配が感じられるようになっています。
また「ハコ」の周囲は回遊できるようになっていて、裏の収納スペースに回れるようになっています。
単にワンルームに機能を有するハコを配置したようにならないよう、階段で上れたり、出窓のようなベンチになったり、また回遊できるようにすることで、室全体に空間を展開していくものになるように計画しています。

mihadesign

光本直人 + 濱名直子

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